【新唐人日本2011年6月10日付ニュース】近日、韓国外交通商部が2009年に制定した“ロンドンサミットでの予備方案“が中国にハッキングされたことが明らかになりました。中には、米韓首脳の通話内容も含まれていたそうです。
6月3日、韓国民主党の辛鶴用（しん はぎょん）議員が国会で、“2009年4月、ロンドンサミットの時、中国は韓国政府が制定した準備方案を含む機密情報をハッキングした”ことを明らかにしました。
盗まれた資料の中には、人民元レートに対する韓国政府の立場のほか、2月3日の米韓首脳の通話内容も含まれていたそうです。
サミット終了後の韓国外交通商部が中国大使館と交換した公文記録によると、李明博（イ・ミョンバク）大統領が示した協議に対し、中国は巨大な作用をもたらしたと記されています。
辛鶴用議員は、韓国側の戦略に対し中国が熟知していたから、あのような結果になったと指摘。
資料は、ロンドン駐在の韓国外交官のメールがハッキングされ、盗まれたそうです。
最近、グーグルは中国を名指しして、アメリカの高官やアジアの政府関係者および中国の反体制活動家のGメールを攻撃したと非難。うち、アジアでは韓国の公務員への攻撃が最も多かったそうです。
韓国外交部は類似事件の再発を防ぐため、在外公館職員にはセキュリティー意識を高めると共に、必ず外交専門ネットワークを使うよう促しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
（中国語）
